仮面ライダーガヴの感想集の3回目です。長女が味わう年齢を重ねた後の兄弟姉妹関係。家を背負うしかなかった長男、心身が強くないために弱者男性像を描いたような次男。色々詰まっていました。
第33話
・闇菓子に取り憑かれたグラニュート界の財界人マーゲンがニエルブに改造されビターガヴと同じベルトで変身。絆斗とラキアを圧倒しショウマも変身解除に追い込む。
・ショウマへの贖罪から自分のガヴの歯で新たなケンゾクを作ったデンテ。瓶型のゴチポットにゴチゾウが大量に一体化しショウマをパワーアップ。
・財界人を手懐けてバイト同然の下働きをさせる下剋上はニヤる。
第34話
・ゴチポットにはゴチゾウ100匹必要。買い占めは迷惑なので手作りに変更。しかし闘うためならゴチゾウは出ない。力を制御できないショウマを絆斗とラキアが助けてマーゲン撃破。
・リゼルに中途半端でフラフラしてると言われたグロッタ。年齢を重ねた兄弟姉妹は色々あるのよ。ジャルダック家に無理な納品を押し付けられるストマック。下請けになった悲哀か。
第35話
・かつてのラキアと似た手口で大量失踪が起こる。幸果に罪を知られることを恐れるラキア。飛行機での大量失踪にはランゴ直々に出撃。
・力がすべてと生きてきたグラニュートのランゴに理解出来なかったのが守られる存在であったみちるとショウマ。圧倒的な力でショウマを否定しようとする。父親を変えた嫉妬だろうか。
第36話
・幸果の友達の律が観に行くライブ会場が標的。楽しみにする律のために引き留められない。
・絆斗が拡散したグラニュートの危険を知らせる情報。ビターガヴと区別がつかない悪意に交じりショウマが助けてきた人々の声で勇気づけられる。
・ストマック家の弟としては間違いでもショウマとしてはここにいられて良かった。その思いがランゴすら打ち破る。
第37話
・和菓子屋の再建依頼。以前のスイーツ配信少年に協力を頼む。インスタらしきものも開始。
・焦って攻撃したジープだが今のショウマには敵わずリゼルと撤退。
・和菓子職人の正体が絆斗の母親を拐ったグラニュートと判明。
第38話
・和菓子屋の寛人を庇ったグラニュートの健二だが絆斗は納得出来ない。健二も元はグラニュート界の菓子屋、経営難から闇菓子には手を染めた。罪を悔いて絆斗に頭を下げるが、恩人のために和菓子の新作までは待つことを頼む。
・健二を信じたいが絆斗に強制できない。この微妙な迷い。ラキアも弟の敵なら我慢出来ないと。ランゴに破壊されたベルトの修理をデンテに頼むラキア。2人の罪の意識に共感。
・ニエルブはジープのガヴを改造、新たなビターガヴとなるがショウマのオーバー&マスターが撃退。
・健二の贖罪を絆斗は認めるがグロッタが…
第39話
・デンテの見舞いのショウマたち。体力が落ちたデンテにスイーツを作って励ます。
・義妹と弟に軽んじられるグロッタがデンテを脅迫。家族を思うための虚勢と見抜いたデンテを許せないグロッタ。家父長制に過剰適応したゆえか。
・グロッタがラキアの弟コメルの仇でもあると判明。
第40話
・デンテの死で落ち込む幸果と怒るラキア。明るく振る舞うショウマとぶつかるがデンテのメッセージが繋ぐ。自分を改造したデンテを受け入れたショウマを思い直す。
・復讐ではなく犠牲者を出さず守るために変身するラキア、アラモードのゴチゾウでパワーアップしグロッタを倒す。
・保守的な家系に育ち、そこから逃れられないために余計に家父長的に振る舞う悲劇。息絶えるグロッタを抱きかかえたのは…
第41話
・人間界ごと牧場化を目論むボッカ大統領。催眠術を使えたグラニュートの遺体を利用して人間を操る。
・酢賀の遺体にグラニュートの能力を植え付け改造。人間用の催眠術で絆斗が操られる。
・ショウマが通う駄菓子屋の店主が母親の兄?
第42話
・やむなく絆斗を拘束するショウマとラキア。暴れる絆斗を止めるためラキアの毒素を使う苦肉の策。催眠術にかかった一般人を止めるためにも使用。
・自力で催眠を脱げ出した絆斗が闘いに乱入し操っていた酢賀の銃を破壊。もしもの時のためにショウマに叔父である井上優の存在を告げる。
第43話
・壇黎斗のライフネット生命CMが流れた!
・妹を案じる叔父さんに本当のことが言えない絆斗とショウマ。
・リゼルとボッカ父娘が人間界を視察。ラキアは変身させずにバトラーで封じ、ショウマと絆斗は大統領自ら圧倒。
第44話
・第1話のハジメ君と再会。ショウマのノートとグラニュートのバイト勧誘動画で総集編。ニエルブが語るストマック社屋の扉。人間界以外の別世界に繋がるかも?で映画に誘導。
・解説からニエルブと絆斗が交戦、頭脳専門ではなく戦闘にも長けている。ランゴ曰く父親に経営の才能はなかったと。それが人間に惹かれた理由か?
映画《お菓子の家の侵略者》
・ショウマが紛れ込んだ異世界は絆斗やラキアの家族も生きている。ストマック家も支え合っている。ショウマの母親みちるも別の家族がいるがショウマに当たる人物はおらず、はぴぱれにいた青年はタオリン。
・正体不明の青年を作ったのが異種族のミューター。酢賀を更に凶悪にしたように強い生命体を求めるが動機が見えなかった。
第45話
・ひだまりを突き止めたニエルブ。ショウマにストマック家に戻るよう説く。ショウマの逃亡の助けていた! 大統領を倒せば人間への侵略も止められると言われて揺らぐ。
・幸果がラキアの姿を目撃。バイトで人間を拐ったことを謝る。『みんな幸せがいい』と言った幸果が自分の“浅い”部分。ラキアが幸せを奪っていたこととの矛盾。
・人間を庇って闘うラキアを見た幸果。みんなが許せるわけじゃなくても、悔やんでやり直そうとしているなら手伝いたい。
第46話
・ニエルブがお菓子にされた人々を返したことでショウマもグラニュート界に戻る。身体が弱く祖父に疎まれていたニエルブは一種の弱者男性像か?
・部下を切り捨てたランゴに怒り、経営者としての心構えを説く幸果。『組織とはそういうもの』に如何に抗えるか?
・ニエルブに扮してボッカ大統領に近づくショウマ。気付けよと思うが『人間は見分けがつきにくい』で解決。圧倒的な強さで窮地のショウマを絆斗とラキアが救出。幸果も1人で抱えるなと叱る。
第47話
・クーデターが失敗し囚われたニエルブだが、人間界牧場化のためまだ利用される。ニエルブが開発したゴチゾウで操られる人間。
・ゴチゾウに爆弾を仕掛けてボッカの牧場化を阻止しようとしたニエルブ。しかし起爆スイッチを見破られて爆死する。
第48話
・死後にニエルブの本気に気付く絆斗。デンテから託された解毒剤でラキアが操られた幸果は回復。
・ランゴと手を組みボッカに挑むショウマたち。新たなパワーアップとランゴの不意打ちでボッカを倒すがランゴが人間の支配を諦めてはおらず…
第49話
・ボッカの作戦を引き継いだランゴによって人間が消失。
・叔父である井上優に仮面ライダーであることを告白するショウマ。ラキアの中和剤を含んだ綿菓子で操られた人々を回復させる。
・絆斗とラキアがヒトプレスにされた人々を救出しショウマとランゴの一騎打ち。
第50話
・『ストマック家って何?』『兄さんが幸せ像な顔をしているのを見たことない』兄と自分は同じ祖父と父の被害者。家の慣習に苦しめられながらも、そこでのし上がるしかなかった長兄と打ち破った末弟。最後まで家父長制と闘った仮面ライダー。
・父親を喪ってジープの気持ちがわかったリゼル。リゼルを庇ったジープがシータの思いに気付いて散る。ラキアは贖罪から人間界とグラニュート界の扉を破壊。爆発に巻き込まれるがしぶとく…
・人間界に残されたグラニュートのためのお菓子を作るショウマと支援の相談に乗る絆斗。難民や困窮者の相談まで学んだ脚本は凄い。おっちゃんの昔話になるが、RXがクライシス帝国に勝って怪魔界が消滅した後にここまで出来ていたらと考えてしまった名作でした!
映画『ギルティ・パルフェ』
・人間界に残ったグラニュートを雇う幸果とショウマで難民の比喩が伝わる。闇菓子に手を出したグラニュートの更生も担う。
・怪しげでも無保険の患者を診る医者は良い。逆に善人を装うワル看護師、ボッカ大統領に殺されたグラニュートの息子がリゼルを狙い凶悪化するあたりは悪としての制度が粗く見えた。
・父親の仇であるショウマや絆斗を許せないリゼル。『心は救えねえ、でも命だけは…』『孤独に追い込んだ者として、大人として!』 若者から大人になり責任を引き受ける仮面ライダーたちが素晴らしい。