はてなハイクのち17on、ときどきit-talk

2019年3月27日で終了してしまった『はてなハイク』を受け継ぐ『17on』と『it-talk(いっとく)』の書き込みまとめです。時々You Tubeのカラオケ音源も貼ります。

仮面ライダーゼロワン・感想つぶやき集 ③ 総集編、第35.5話~第45話+REAL×TIME+ゼロワンOthers

仮面ライダーゼロワンの感想の三回目は、制作中断中の総集編エピソードから。最終回の45話までと年末映画です。スピンオフ映画がありますので、9月に見終えたら追記します。(作品自体は2021年に観ましたが2023年1月、やっとブログに追記しました)

AIを持つヒューマギアと人間の関係性には、雇用や師弟関係、選手とコーチ、顧客と従業員など様々なものがありました。職業用のヒューマギアがほとんどなので、人間とヒューマギアの間での恋愛に踏み込みませんでした。しかし人間への憎悪までテーマにしているのだから取り上げてほしかった。特に飛電或人とイズは社長と秘書の関係を超えるものがあるように見えます。スピンオフ映画には間に合わないでしょうが、小説などで是非実現を期待します。

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《プレジデント・スペシャル PART.1》
総集編だがちゃんと新撮。衛星アークに取り込まれた或人が、ゼロワンのデータが損傷したイズに記憶させ直す。記憶がないのでギャグにつれないイズ。
亡のデータが不破諌に埋め込まれたのは滅に敗れた8~9話の頃だとイズが重大情報。

 

《プレジデント・スペシャル PART.2》
イズではなくアークの使者だった。悪意はわかっても善意は理解できない。

 

《シューティング・スペシャル》
不破諌と刃唯阿の視点で総集編。「普通すぎてつまらん」で片付けられた不破諌=バルカンに自信を取り戻すため。滅が不破を知らないのは造られた憎しみだったから。

 

《超お仕事大戦 バトル1》
まだ迷える不破さんに仕事を紹介する或人。看護師ヒューマギアのましろちゃんが不破の脳を検査していれば脳のチップが発見できたか? 既存シーンに別の台詞を当てると、このコマで一言状態。

 

《超お仕事大戦 バトル2》
相変わらず適性の合う仕事が見つからない。不破は切り上げて刃へ。不破の夢であり仕事は仮面ライダー。『夢はない』から始まる不破と刃の変化は乾巧に共通するものが。

 

《第35.5話》

滅亡迅雷netの4人にアークの使者である秘書アズが来た。イズと同型でプレジデントSPで接触してきた。4人のシンギュラリティ到達を振り返る。総集編だが新撮そこそこに。

滅、アークを絶対視しながらもゼロワンから迅を庇った35話。

雷(イカズチ)は弟スバルの存在。本編登場以前から到達してそうだな。
亡、元は飛電インテリジェンスのシステムエンジニア。ヒューマギアの夢を叶えようとした時が到達点、32話。
迅、到達は当然父親に当たる存在だった滅の死だろうが、元は何のために造られたのか? 4人のデータを収集したアズ。

 

《第36話》

今の自分だから、飛電製作所だから造れるヒューマギア。
不破のために造った占い師ヒューマギア、東品川の母。家族が生きていると知ったが東品川は会うなと言う。
甦ったアークが滅を乗っ取る。刃と迅の共謀して器にするだけのつもりが、戦闘力は破格。
ZAIAスペックの暴走に対抗して一家に一つのレイドライザー、ライフル協会か。副社長も反発。
友達型AI、アイちゃん。人型ではない話し相手。自分を責める刃にも。
シャレ好きは血筋。普通を受け入れる不破、ヒューマギアのためにもアークを倒す。

 

《第37話》
アークに圧倒されるゼロワンとバルカン。人間を越える人工知能の恐ろしさに脅える或人。
天津の不正告発の不正の証拠集めに福添副社長と山下専務がシェスタの力を借りる。弱気な或人を励ます福添、児嶋が男前。不破に謝る刃。
立ち直った或人とサウザーを倒すアーク(今は迅)だが止めは刺せない。

 

《第38話》
天津に不正の証拠を消された福添と山下。シェスタがバックアップ取れよ。暴れた天津を止めた或人だが、自分の会社がある、戻らない。
天津を形成したのは厳格な父と思い出のロボット犬サウザー。そこは悪役のままで良くね?

 

《第39話》
アークも予想出来なかったゼロワンとサウザーの共闘。或人・不破・刃それぞれに謝罪。AIMSのZAIAからの独立が条件。隊員たちに『戦いに命張る理由ぐらい本人たちに決めさせてやるべき』。
衛星ゼアでもゼロワンのアップデート出来ない。強化フォームが増えすぎなくてよいのに、本編に出る前に玩具CMすなよ。
雷を泳がせて或人を誘きだすアーク。ゼロワンドライバーを奪われゼアにアクセスされる。

 

《第40話》
衛星ゼアへが乗っ取られアクセス不可に。飛電製作所はアーク化した雷に壊滅、或人は撃たれる。死を受け入れられないイズが涙を流す。
この時間をループしたのがイズの無限の予測。イズとゼアは一体、今までにない感情を導き出せばゼアが起動。
誕生したゼロツー。人と人工知能が一体のためアークにも予測出来ない。

 

《第41話》
アークからの指示がなくなって存在意義を見失う滅・雷・亡。シンギュラリティを初期化されたため。亡の「自由の先に何がある?」は普遍的な問いかけ。
アークの器として自分を利用した迅に怒るが、アークの意志か自分かわからない。
天津の辞任から或人のカムバック。医療ヒューマギアでの救助は放送休止→再開を受けての現実感。
迅を救うためにアークの支配から目覚める滅。アークではなく自分の意志で人類滅亡を求める。

 

《第42話》
与多垣新社長。天津ZAIAも解任。迅との繋がり?
偏ったデータのラーニングを恐れるべきだとイズ。
心を求めないと言いつつ、心から人類滅亡を望む矛盾。滅を信じたが殺されてしまうイズ。
雷とスバルがゼアごとアークを破壊しても人間の悪意は残る。滅への憎しみ故にアークの器となった或人。

 

《第43話》
イズにバックアップは存在しない。
悪意に支配された或人を見ると天津の傲慢さが相対化されて見えてくる。
アークワンとなった或人から滅を庇って迅が死ぬ。息子を思ってアーク化する滅。このすれ違いは絶妙。

 

《第44話》
滅の煽動によりヒューマギアが権利を求めるデモを起こす。ヒューマギアを説得する福添と一緒にシェスタも頭を下げる。
変身できなくなった不破は亡の力で再変身。しかしそれでも止められない或人。

 

《第45話》
或人と滅の戦いが始まる。滅に倒されることを望み抵抗を止める或人。
滅が自分の心を認めたのを見届けてから最後の戦い。もう止めはいらない。
伊藤英明が続きは映画なのは諸事情止む無しでも、声優ヒューマギアを娘に似せた6話でも取り上げたように、イズを再生して元通りに育てるのはヒューマギアの倫理として許されるのか疑問が残ります。

 

id:RASEN-KAIDAN 今日観た映画(DVD)に3行コメント!のことを語る

仮面ライダーセイバー 不死身の剣士と破滅の本』
仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
・いつもはライダーコラボが目玉だけど、今季は夏映画が中止になり二本立て上映。
・『セイバー』 本の世界で戦う剣士たちがライダー。世界の命運を懸けた戦いを描くのは20分では無理だって。
・『ゼロワン』 TV版は自我を持つAIのロボットとの共存がテーマ。映画は死んだ恋人の脳をデータ化して保存、恋人と暮らすための世界を造ろうとする仮面ライダーエデンが描かれ、伊藤英明が演じる。
・理想の世界のために信者の決起を求めるが、最後には信者が言うことを聞かず暴走。合衆国大統領を予言したみたい。
・編集の苦労か二本とも戦闘シーンが多い。『ゼロワン』は80分ほどあったので特撮以外を増やしてもらいたかった。

 

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『ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷』
仮面ライダーゼロワン本編の主役はAIを開発する会社の社長でしたが、スピンオフでは自我を確立したロボット「ヒューマギア」である滅・亡・迅・雷の4人が主役。
・自我を持つヒューマギアたちを兵士として軍事利用しようとする企業。戦いに最適な選択肢をAIの合議システムで決定するので、確立されたAIの自我は排除される。
・兵士たちを解放するために滅亡迅雷の4人がひとつのライダーになって戦うが、その姿こそ兵士を売るための「必要悪」。4人の意志を失い暴走したところで続編に続く。

 

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『ゼロワンOthers 仮面ライダーバルカン & バルキリー
(承前)から続く前後編。兵士のロボットを売り捌くための「必要悪」として開発されたライダー滅亡迅雷。単純な暴走ではなく、開発した企業だけを狙った。自分たちを悪役にして人間とヒューマギアの和解を狙うのか。
・合議システムのAIの命令で動いていた兵士も自分の意志で論争を始め、人間に敵対する者と協力する者に別れる。内容はそうではないが「行き過ぎた正義は悪」と言うのは冷笑系の香りもするから表現気をつけて。
TVシリーズ以上に人間とAIの共存が困難なことを描く。それでも損得だけでは行動できない人間の感情に揺れるAIを観られるのは良い。TVはお仕事ヒューマギアがテーマだったので、いつかAIがブルシットジョブの概念を知ってくれたら泣くと思う。