はてなハイクのち17on、ときどきit-talk

2019年3月27日で終了してしまった『はてなハイク』を受け継ぐ『17on』と『it-talk(いっとく)』の書き込みまとめです。時々You Tubeのカラオケ音源も貼ります。

it-talk(いっとく)まとめ/『相棒 Season 19』感想つぶやき集

去年もやりました相棒の感想まとめです。今回は前半に良い回もありましたが、伊丹と芹沢が容疑者の自殺を止められない回が続いたり、青木君の覗きエピソードが複数回あったりすると、元日SPや後半は消化不良だった気がします。私が好きな作家・脚本家である太田愛さんの担当回がなく、内村刑事部長との仲も良くなったので、権力との緊張感を描くエピソードが足りない。

そう思っていましたが、最終回の前後編でそのもやもやが解消されました。長く続いた安倍内閣の下では、文書や統計改竄を現実に先んじて描いてきましたが、その内閣が終わった後、大きな権力と杉下右京・冠城亘がどう対峙するかが見えてきました。現実とは違いますが、権力の地位にある人が不正をするよりも、社会の中で犯罪を犯した人を、政治家が法外の手段で罰していたら、その方がずっと恐ろしい。昭和の歴史のように腐敗の後に起きる世直しのクーデターを想起させる相棒。

後述の通りですが、やっぱりやめられません。

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《Season 19・♯1》
・白バイの女性警官が撃たれる。一命を取り止めた後に捜査一課配属。組織の政治由来の芹沢のパワハラを軽くいなす。
・内村部長の怒鳴りに迫力不足、片桐さんも70歳代だし。そこを裏人脈のWEB対面でカバー。
・(元)花の里が警察官立寄所に。プライド高そうな女将だし店名変わるのね。
・仮想現実での武器売買を匂わせて次回へ。風間楓子は次回でお別れか。

 
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《Season 19・♯2》
・芦名さんの声にムラがある。最初は不安そうで中盤は安定。御冥福をお祈りします。
・仮想現実での施しが趣味のIT企業社長。まんま前〇かと思ったが堀〇が近いか。
・あからさまな露悪…というよりも空っぽの悪意。逮捕を逃れたら億万長者との因縁が今シリーズの主題か。

 
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《Season 19・♯3》
・山本浩司さん演じる実演販売員。伝説の『ボーダーライン』以来10年振り出演。実は前科のある密偵の情報屋。
・被害者は右京さん古巣の捜査二課係長。
詐欺のターゲットをヤクザに紹介する引き込み役は離婚相談を受けた弁護士。
・詐欺を賄賂で見逃したようで、情報屋を守ろうとしていた? 複雑な筋書きはさすがの神森万里江脚本。

 
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《Season 19・♯4》
・小手鞠さんの後継者の芸者さん叶笑(かのえみ)。かつて暴行未遂の被害者。
・暴行と同日に起こった窃盗の犯人を知り脅迫。
・窃盗に手を染めつつも、近くにいた被害者を救いたかった?

 
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《Season 19・♯5》
・総理への忖度から口利きをする議員。国有地払い下げとは攻めたか? 匿名の告発を特命係が操作。報じるのは週刊フォトスから日刊トップへ。
・冨士真奈美が政治家一族のゴッドマザー。右京さんが24年前の事件を担当となれば捜査二課時代。織本順吉に続いて当初の設定はうやむや。
・秘書を切り捨てた総理質疑の日(現実)に、秘書に八つ当たりする議員(ドラマ)を見る感慨。秘書が仕えたのは婿議員ではくゴッドマザー。ドラマでは家名を汚した婿を秘書メディアに売るが、現実の秘書は如何にする。

 
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《Season 19・♯6》
・電機メーカーに派遣されたエンジニア。派遣社員には知らんぷりか? オフィスにもハケンは私物持ち込めず。
・弱い非正規男性が更に弱いセックスワーカーを脅迫。『弱いものたちが更に弱い者を叩く』構図。
・役者崩れが公演の費用のために手を染めた詐欺。その後悔から、目撃者と殺人犯を演じる。

 
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《Season 19・♯7》
・連城弁護士と獄中の遠峰小夜子の第3段。
・遠峰が目撃した容疑者、捜一の出雲も白バイ時代に違反切符。こちらは強盗の見張り→仲間を殺害を隠すための傷害致死だと嘘の名乗り。右京さん『ドラゴンのタツー』(笑)。
・浮気はしても殺してないが、浮気相手こそが脅迫者であり遠峰の模倣犯。好意的だった記者すら操る。

 
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《Season 19・♯8》
・政治家の娘と婚約者の二代目社長。客引きのチンピラが娘をゆすって新たな婚約者に納まる? 結婚を焦らなければ成功してるぞ。
・幼少期の親友の成功を妬んでの犯行。右京さんの正論『惨めでも選びとった人生』などというきれいごとが通じるばかりではない。
・本編と関係ないが、なろう小説や異世界転生より、今話の救いのなさに浸るべし。

 
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《Season 19・♯9》
・ストーカー被害者と思いきや罠に嵌める共犯。
・孤独な女性が見につけたSNS本人特定の技術。役割が居場所になるのはよくても、匿名(特命)もSNSも使い方次第と言い切る訳にはいかないぞ。
・弁護士と組んでのDV被害者救済のためでも、右京さんがグレーな使い方に怒らないのは、普段青木君に業務以外でやらせてるからか?

 
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《Season 19・♯10》
・絵画の贋作を掴まさせれた被害者、被害届を出さないのはバックのヤクザの睨み。贋作絵画は新種のシノギ。
・自首を門前払いされて自殺した画商。何度目だ利重剛。
・半グレのヤクザ狩り。贋作を掴まさせれた報復。
・内村刑事部長の極道とWEB通話。生死の境をさまよった末の改心・決別だけどそこまでの裏はいらんぞ。

 
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《Season 19・♯11 元日スペシャル》
・組織犯罪対策五課、もう小松もいないのか。右京さんを追うジャーナリスト仁江浜。亀山時代に出てそうで出てない岸谷五朗。
・伊丹と芹沢、♯8に続いて二度も被疑者の自殺を止められないのは処分ものだ。ミスをスッパ抜くのは記者クラブ未加入の夕刊紙。
・2008年の事件の復讐なら亀山と神戸の間。右京さんが少年犯罪の増加凶悪化をミスリードする仁江浜を訂正。視聴者相手にも言ってるが、そこを踏まえての被害者の復讐。
・更生の可能性。絶望感からの魚屋が救いか。

 
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《Season 19・♯12》
・劇中では現実より大盤振る舞いの給付金。角田課長が給付金詐欺に引っ掛かったら笑えんぞ。
・受け子がマギー。別役でも亀山時代に改心したのがウソになる。
・詐欺師同士の化かし合い。意外性はあるけど浅いな。

 
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《Season 19・♯13》
・米沢以来久しぶりの落語ネタ。江戸しぐさならぬ犯罪者しぐさ。林家正蔵の『“し”きでもの』に違和感。坊っちゃんが江戸っ子発音しないだろうに。
・内村部長が正論すぎて気持ち悪い。デュープロセスのために捜査一課を動かすのが右京さんの役割に。
・出雲麗音が女性のセクハラ被害を引き出すかと思ったが、犯人の範囲が広くて活かせてないな。

 
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《Season 19・♯14》
・懲りずに盗撮した青木君が手がかり提供。こてまりの店番が罰。
・小出さんが同級生と逃避行、警察に代わって潜入捜査。フィットネスクラブが極道のフロント企業になる時代。
・「フォークダンスの曲は君の番になってちょうど終わってしまった」という歌詞はマッキーの曲にあった。(HAPPY DANCE)

 
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《Season 19・♯15》
・ゲイバーのひろこママを引ったくりから助けたのは出雲麗音。
・引ったくり犯人役の佐伯新は仮面ライダーゼロワンの山下専務。
・自転車配達員が配達自作自演のアリバイ工作。今シリーズに当たりが少ないかと思ったが動機は合格。前シリーズからの「髭の里」顛末。

 
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《Season 19・♯16》
・子どもは天使であり、悪魔でもあり。不正常習の社長父と狂言〇〇の息子の親子に救いがない。
・一見冴えないおじさんにも、対等の友だちだと思っている少年のために役割がある。
・元キングオブコメディの今野氏は俳優としても評価されてるよう。和菓子職人の仕事を失った男を演じたのは、相方を失った芸人であるから出せる説得力。。

 
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《Season 19・♯17》
・青木君覗きネタ。伊丹芹沢の犯人自殺といい、ネタが被る。右京さんグッズ、スーツや時計に続いては眼鏡。
・後継者は子どもよりも叩き上げ社員を登用する社長。叩き上げの合理化 VS 職人のプライド…ではなく擦れ違いか。
・スーツも時計も職人が犯行だったがなぁ。

 
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《Season 19・♯18》
・存在しない筈の同じ旋条痕。銃を分解しての外部持ち出し。力を欲する者が銃を手にしたら犯罪に走るか踏み止まるか。
・その動機や持ち出しの経緯は良いから、過去に銃を突き付けられた屈辱という説明はいらないんじゃない。
・最終回の前後編へのステップなので通常回はラスト。太田愛脚本がないシリーズは物足りない。

 
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《Season 19・♯19》
・逮捕を免れた億万長者と再会。出雲麗音の狙撃犯の裁判、狙撃のスポンサーが捕まらないため否認に転じるかと思いきや真逆の単独犯主張。検察も日和見で大物には手を出さない。
・内村刑事部長が変心したのはこの日のための伏線か。副総監にも食い下がる! 副総監は尽くしても忖度で切り捨てられる?
・母親が仄めかした殺し屋は実在かトラップか。

 
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《Season 19・♯20》
・証言買収の金は手形で渡す! まるでミナミの萬田銀次郎。
・金で出雲麗音を狙った億万長者へ殺し屋を使った復讐。筋書きを書いたのは内閣情報調査室。
・犯罪揉み消しの悪党政治家は見せかけ。単なる権力者の犯罪よりも、政治家が法外の必殺仕事人(私刑)になればなお恐い。
・不完全燃焼のシリーズかと思いきや、次の段階に入った最終回に見応え充分。やっぱりやめられない。