it-talk(いっとく)まとめ/『相棒 Season 19』感想つぶやき集
去年もやりました相棒の感想まとめです。今回は前半に良い回もありましたが、伊丹と芹沢が容疑者の自殺を止められない回が続いたり、青木君の覗きエピソードが複数回あったりすると、元日SPや後半は消化不良だった気がします。私が好きな作家・脚本家である太田愛さんの担当回がなく、内村刑事部長との仲も良くなったので、権力との緊張感を描くエピソードが足りない。
そう思っていましたが、最終回の前後編でそのもやもやが解消されました。長く続いた安倍内閣の下では、文書や統計改竄を現実に先んじて描いてきましたが、その内閣が終わった後、大きな権力と杉下右京・冠城亘がどう対峙するかが見えてきました。現実とは違いますが、権力の地位にある人が不正をするよりも、社会の中で犯罪を犯した人を、政治家が法外の手段で罰していたら、その方がずっと恐ろしい。昭和の歴史のように腐敗の後に起きる世直しのクーデターを想起させる相棒。
後述の通りですが、やっぱりやめられません。
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《Season 19・♯1》
・白バイの女性警官が撃たれる。一命を取り止めた後に捜査一課配属。組織の政治由来の芹沢のパワハラを軽くいなす。
・内村部長の怒鳴りに迫力不足、片桐さんも70歳代だし。そこを裏人脈のWEB対面でカバー。
・(元)花の里が警察官立寄所に。プライド高そうな女将だし店名変わるのね。
・仮想現実での武器売買を匂わせて次回へ。風間楓子は次回でお別れか。