はてなハイクのち17on、ときどきit-talk

2019年3月27日で終了してしまった『はてなハイク』を受け継ぐ『17on』と『it-talk(いっとく)』の書き込みまとめです。時々You Tubeのカラオケ音源も貼ります。

仮面ライダーゼロワン・感想つぶやき集 ① 第1話~第16話+令和・ザ・ファーストジェネレーション

もうすぐ完結して一年になる仮面ライダーゼロワンですが、遅れながらも全話観賞していました。ガラホにメモしていましたので、9月に公開されるスピンオフ第二弾の前に感想記事を公開していきます。

全体としてとてもいいドラマでした。人工知能AIを持つアンドロイド、ヒューマギアをテーマにした作品。プログラムされた知能だけでなく完全な自我に到達したヒューマギアは、人間の命令に悩んだり、誤りに諫言して正すようになります。組織の理不尽な命令に忖度するのが流行る現代には刺さるものを感じました。

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《第1話》
ヒューマギア製造の飛電インテリジェンスのヒューマギア派遣サービス。AI搭載アンドロイドも口入れ屋と手配師が幅をきかすか。
人より笑いがとれるヒューマギア。遊園地で滑る芸人飛電或人(ひでんあると)はTRICKの山田奈保子みたい。
一度は蹴った社長の座とゼロワンドライバー、夢を嘲笑されて選びとる。ゼロワンのモチーフは王道のバッタ。人を守って『こういう笑いの取り方もある』。

 

《第2話》
人工知能を取り締まるAIMS。ヒューマギアの暴走事故デイブレイク。ヒューマギアに襲われた不破諫とヒューマギアに守られた或人。其々の思いでバルカンとゼロワンに変身。
或人が労った警備ロボのマモルの暴走を止めるために戦うだけでなく、飛電インテリジェンスの隠蔽体質を変えるために矢面に立つ! 不破と或人の対比とライダーだけでなく社長の責任感に気付くのはお見事。

 

《第3話》
やっとOP追加。寿司職人一貫ニギローの営業に回る或人。心はデータ化出来るか?の疑問に敢えて非効率なこだわりの握りを真似て心を掴む?
一見ヒューマギアに好意的な唯阿=バルキリー。秘書のイズにはまだ裏腹とかツンデレは読めない模様。

 

《第4話》
バスガイドヒューマギアのアンナ。場所はよりにもよってデイブレイクタウン、事故は12年前。
ヒューマギア反乱の記録がないことの疑問を呈するアンナ。『正しい歴史を伝えるのがバスガイド』。職務への誇りはAI≒心の証?
事故の責任を押し付けられた父親を持つ少年のためにデイブレイクタウンへ。或人は不破に正体を隠さず戦い、アンナがメモリを解析して冤罪を晴らすが、アンナはメモリごと消滅。

 

《第5話》
ヒューマギア購入の際は顔も選択可。漫画アシスタントヒューマギア、ジーペン。下手だけど前の絵が好きだった或人。ヒューマギアを乱暴に扱う漫画家に怒る。ストーリーも編集者頼み。
仕事が楽しいか問う或人。イズが業務外に漫画家に接触、破壊された代替機を取り止めるとは完全な自我そのもの!
先代社長『社長秘書だが私のためだけに働いてはいけない、情熱を持って仕事をしている人のために』。リーダーの鏡、流石の西岡徳馬。或人も『情熱がなくなった人間はAIの勤勉さに負ける』。

 

《第6話》
何通りも声を使い分ける声優ヒューマギア、セイネ。本人に無許可で酷似した人型ロボットを使用してはならない。亡くなった娘をモデルにしたヒューマギアを求めた父。破壊されたあとの代替え機は人型でなくなったが、娘の声で会話するのは良いのか? 刃に奪われたプログライズキーはどうなるか?

 

《第7話》
ヒューマギアの記憶リセット。バスケのコーチの教師ヒューマギア、コービー。練習時間overの苦情が来ても生徒のための指導を続ける。NBAの名言だけでなく安西先生の台詞もインプットして生徒を励ます。自我の芽生えたヒューマギアを狙う滅亡迅雷。

 

《第8話》
看護師ヒューマギアましろ。担当外の分野も自分の意志で検査しようとするのが自我の芽生えか? ヒューマギア統率兵器ギイガが滅亡迅雷に操られる。バルカンを蹴散らす滅(ほろび)。

 

《第9話》
減(ほろび)と迅に敗れた諌を手術するのは皮肉にもヒューマギア。暴走を防ぐために停止させるか、医療のために稼働させるか。ヒューマギア同士の意見も食い違う。一年後に見るとパンデミック下での対応に通じる。
ハッキングされながらも乗っ取られないヒューマギアがいる。アイデンティティが備わるか否か? 会社への損害と或人への信頼に悩むイズ。諌も命をヒューマギアの医師に救われる。

 

《第10話》
俳優ヒューマギア、エンジ。俳優大和田伸也は不満の一方で、押し掛け弟子の暗殺ちゃんの演技には興味津々。
ヒューマギアの暴走を撮影してリークした唯阿の裏に動く黒幕は? 飛電インテリジェンスのイメージダウン狙いか。

 

《第11話》
俳優ヒューマギアのエンジが破壊されドラマ中止の危機も、或人の説得で大和田伸也が降板撤回。
エンジへの不満と暗殺ちゃんへの興味、その差は情熱か。しかしヒューマギア暗殺ちゃんの狙撃で大和田は重傷を負う。

 

《第12話》
探偵ヒューマギアのワズ・ナゾートクはイズの兄。飛電インテリジェンスの製造リストにない暗殺ちゃんを探し出す名探偵。
プログライズキーが出来るまで警察のガサ入れをかわしてくれる。イズがワズに対抗意識を燃やすか? ワズの探偵能力は不破諌も認める。
自我の芽生えた暗殺ちゃんは滅亡迅雷にも反逆。『巻添さん』からの『福添だよ!』な副社長。

 

《第13話》
或人を心配して『社長!』の諌。照井の『所長』みたい。ワズは「直感」でイズの判断を止めていた。
シャイニングホッパーキー完成のため、機能停止と引き換えにデータを提供しようとするイズ。イズを庇ってワズがデータを提供する。シンギュラリティとはヒューマギアに自我が芽生えることか。

 

《第14話》
宇宙飛行士ヒューマギア兄弟、ライデンとスバル。社員教育のために怒りのラーニング済み。迅のハッキングにすら耐えるが、デイブレイクを生き延びた時に衛星ゼアの情報を転送するプログラムを仕込まれていた。暴走したライデンが奪ったプログライズキーで復元した人工知能アーク。迅のためのプログライズキーを奪った諌がパワーアップ。
兄のように慕ったライデンが倒されたことで不快がる迅。

 

《第15話》
殺ちゃんとライデンの墓を造る迅。
兄を失った昴に家族の墓へ案内する或人。スパイになった兄の雷電を嫌がる昴をなだめるのは同じ境遇のイズ。
パワーアップしたゼロワンとバルカンの猛攻は迅と滅を圧倒。迅を庇って滅、反撃した迅にイズが倒れる。滅の死で覚醒した迅は大量のヒューマギアを引き連れて人類を襲う。

 

《第16話》
衛星ゼアとアーク両方の力で更に強化されたシャイニングアサルトホッパー。SHINEと社員を懸けて戦う。
滅亡迅雷netが滅んだことで喪失感を抱く諌。人類に敵意を持つ人工知能アークを生み出したのはZAIA社長の天津? 滅亡迅雷を倒して社内の不満を押さえた或人はZAIAから買収の危機に瀕する。

 

制約の多かった前作に比べて(好きやったけど)自由度が上がって責めてる脚本。一話完結のエピソードでも中身は詰まっている。イズの無表情の仕事ぶりは派遣戦士山田のりこみたい。レギュラーとしての女性ライダーは初?

 

《令和ファーストジェネレーション》
・ジオウとゼロワンのコラボ。二つのライダーの世界が、人工知能搭載人型ロボであるヒューマギアに支配される世界に修正された。タイムジャッカーの歴史改竄が二つの世界を繋ぐ。
・いつも社長の飛電或人にキツイ福添副社長が優しい。さすが児嶋だよ
・ヒューマギアが抱いた労働の対価への疑問。ヒューマギアが人を笑顔にしても、人間はヒューマギアに笑顔をくれる?
・望まない過去を受け入れるよう或人に諭すソウゴ。人工知能が力(仮面ライダー)を求めたのは、或人の父親ヒューマギアの其雄が或人のために性能以上の笑顔で求めたから。
・ライダーに原点も頂点もないと言っちゃうソウゴ。またディケイドのようにヲタを煽ることを。
・人間とヒューマギアの共存を望む或人の思いにヒューマギアたちも応えてくれる。

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